ウィンブルドン「クラウド・キューカード」：HTML5ベースのデジタルキャンペーン

コロナ禍を経てウィンブルドンが再開されたタイミングで、伝統的な「キューカード」を中国市場で再現する革新的なデジタルプロダクトを開発しました。 

WeChatエコシステムの一部として、ファン自身がカスタマイズ可能なキューカードをデザインできるバーチャル・プラットフォームを制作しました。これらはウィンブルドンを象徴する約200種類の要素から自由に選び、オリジナルのカードを作成できます。また、WeChatを通じて友人とシェアを可能にすることで、デジタル上での参加と共感を促進しました。 

このデジタルプロダクトにより、中国のファンはウィンブルドンの世界観をユニークかつインタラクティブに体験し、伝統と革新の融合を実感できました。

WeChatの強力なエコシステムを活用し、モバイルでも快適に操作できる一貫性のあるユーザー体験を提供。中国国内の数百万人規模のユーザーにリーチする仕組みを構築しました。

この取り組みは、ウィンブルドンが革新を続けるブランドであることを示すと同時に、ファンエンゲージメントを年々進化させていく可能性を強く印象づけるものでした。 

この「デジタル・キューカード」は、スポーツの伝統をデジタルで再解釈し、世界中の新たなオーディエンスに届けるモデルケースとなりました。 

この施策の成功は、ウィンブルドンが国際的なファンエンゲージメントに力を注ぐ一方で、地域や文化的背景にも配慮しながらデジタル領域でも革新を続けていることの証とも言えるでしょう。